初心者の方にとって、どんな毛ばりを使うのかということが最初の難題です。 何を選べばいいのか分からず、迷うばかりですね。 そんな方のために分かりやすくご説明いたします。 川や魚の状況は、地方によって全く違いますが、まずは全体的な傾向としてご参考いただければ幸いです。 |
川に行って様々な毛ばりを持っていればどれから使うか迷います。 その中でまず気にしなければいけないのはサイズです。 そのとき魚が食べている虫のサイズに近いことが良く釣れる条件です。形や色は少々違っていてもサイズさえ合っていれば釣れます。 ですので、とにかくサイズは、大きいものから小さいなものまで満遍なく準備しておき、その日の状況によって使い分けるようにしておくことがベストです。 初心者の方はとにかく、いろんなサイズをまず揃えるようにしましょう! また、当店では#12が一番良く売れているサイズですが、このサイズは最も活性の高い時期には大きな威力を発揮しますが、それ以外の時期には、釣れにくい場合もあるサイズです。 i 渓流ではシーズンを通して考えた場合、#14の頻度が一番高いかと思います。 #16以下の場合小さくて見えないのではないかと考える方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。中には#32などというフックもあり、現実にそういった極端な毛ばりで良く釣れるという状況もあります。 魚は毛ばりを見えたうえでセレクトしていますので、今まで使ったことのないサイズもぜひ用意しておきましょう。 それだけの違いが、坊主か爆釣かの違いになることすらあるのですから! |
魚が食べているものは季節によって、日によって、時間帯や天候などによって大きく変わります。その地方によって異なる部分がありますが、ひとつの目安としてご参考ください。 |
雪代(雪解け水)があり、魚が思うように動き回れない時期。比較的水温の高い、標高の低い川がよく釣れます。 この時期に川でアマゴやヤマメやイワナを釣るには、小さい毛ばりを使うしかありません。ユスリカ(ミッジ)など非常に小さい虫しかいませんので、解禁当初は#20前後くらいの小さなサイズに反応し、暖かくなるにつれ次第に#16番くらいに反応を示すようになります。 ハリスは0.6号くらいかそれ以下が良いでしょう。毛ばりが小さいと非常に投げにくいですがなれるしかありません。 古来、この時期は寒くて釣りは行われませんでした。防寒装備がありませんでしたし、また鉤も小さいものがありませんでした。古来にならった釣りをするか、現代ならではのあの手この手で楽しむか、それは考え方次第です。 |
おすすめ毛鉤の一例 | |||
伝承系毛ばりの 小型バージョン ゼンマイ胴毛ばり #16 2種4本セット |
少し暖かくなったら これ!丈夫です! ハックルカディス#16 3色5本セット |
雪解け中は特に これがオススメ! ハックルカディス#18 3色5本セット |
黒はいつでも効く 万能カラーです! 黒毛ばり #18 2色4本セット |
黒カワゲラにも対応 反応良好です! 黒毛ばり2 #18 2色4本セット |
小さくても良く見え コントロールできる! 白毛ばり2 #18 2色4本セット |
2色のハックルで 高い汎用性! 茶毛ばり #18 2色4本セット |
雪代が終わり、より大きな虫が乱舞する時期です。ただしゴールデンウィークには釣り人が押し寄せるため、どこへ行っても釣れないという状況に陥りがちです。 中心サイズは#16から#14へと移行していく頃。場合によっては#12でも良く釣れることがあります。どんどん温かくなっていくため1週間経つと川が激変しているということも、よくある時期です。 |
おすすめ毛鉤の一例 | |||
抜群の反応を示す! 早掛けヘアーズ イヤー ナチュラル #16 4本セット |
良く反応し、丈夫! オールラウンドです! 黒毛ばり #16 4本セット |
古来伝承の素材! 小さめ毛ばりです! ゼンマイ胴毛ばり#14 2種4本セット |
シーズン終りまで 幅広く活躍!人気! ヤマメスペシャル 2種4本セット |
見て合わせる方には これがオススメ! 白毛ばり #16 2色4本セット |
ドライに挑戦するなら まずこれ! エルクヘアカディス #14 2色4本セット |
この時期から秋まで 使える毛ばり! 逆さ毛ばり #14 2色4本セット |
ボディの艶で誘う! クイル胴毛ばり グレー#16 2色4本セット |
黒のシルエットは いつでも効きます! 黒毛ばり2 #16 2色4本セット |
2色の胴のカラーが 春に効きます! 白毛ばり2 #16 2色4本セット |
2色のハックルで 高い汎用性! 茶毛ばり #16 2色4本セット |
ドライでも使える! 沈めるなら春もOK! グリフィスナット#16 2色4本セット |
安定してよく釣れる時期です。どんな毛ばりでも良く反応し楽しい時期です。 水温は魚の最も活動しやすい13〜14度くらいに近く、川虫がよく出るので、水中だけでなく水面でもよく捕食します。 また何度も釣られてリリースされるため、スレてくるのがこの頃ですが、まだまだ食欲のほうが勝っています。 サイズは一般的には10番〜14番くらいが中心で、どの毛ばりを使っても比較的よく釣れます。より上流へ、源流へと足を運ぶとより良い釣りが楽しめます。 |
おすすめ毛鉤の一例 | |||
抜群の掛かり! 早掛け逆さ毛ばり コック/グリズリー #10 2色4本セット |
独特の色と動きで シブい日でも釣れる! ブラッディカラー#12 2種4本セット |
ボリューム感があり 強烈にアピール! モジャオ #12 2色4本セット |
大きなカゲロウです クイル胴毛ばり マーチブラウン #10 2色4本セット |
大変売れています!濡れると透明感が◎ ゼンマイ胴毛ばり #12 2種4本セット |
生きた虫のように動く 絶大な人気です! 逆さ毛ばり #12 2色4本セット |
トビケラの色が効く! 早掛けラビット ファー毛ばり オリーブブラウン #12 4本セット |
見えなくても反応抜群 外れないバーブレス ブラックアント #12 4本セット |
黒い虫が出る頃、 万能な毛鉤です! 黒毛ばり2 #12 2色4本セット |
リアルな陸生昆虫 クイル胴毛ばり ブラック #12 2色4本セット |
胴の煌きが強烈! ピーコック ラージアイ #12 2色4本セット |
テンカラの定番! さすがに良く釣れます 茶毛ばり #12 2色4本セット |
水温が高くなり、魚の食い気がなくなってきます。特に昼間の炎天下では非常に厳しい状態が続くでしょう。昼間でも釣れる川を見つけておくか、水面に日の当たらない朝夕を狙うのがこの時期の釣り方です。 テレストリアルの影響が強くなる時期です。テレストリアルとは蟻、てん とう虫、カナブン、蜂、バッタなどの陸生昆虫ですが、特に蟻やカナブンなどの甲虫をよく食べている傾向があり、そのため黒い色によく反応するようになってきます。 また多くの釣り人が12番以上をよく使うこともあり、昼間ではそのサイズの反応は極端に悪くなります。状況にもよりますが、より小さいサイズ、#14や#16で良く釣れる可能性が高いので、ぜひ試してみましょう。 |
おすすめ毛鉤の一例 | |||
必携!蟻から甲虫、 川虫までカバー! 黒毛ばり #14 4本セット |
夏でも抜群! 小さくても釣れます ゼンマイ胴毛ばり #16 2種4本セット |
夏はとにかくコレ! 魚は蟻が大好物! ブラックアント #14 4本セット |
ファジーな胴に反応! 早掛けヘアーズ イヤー ダーク #14 4本セット |
ボディの艶が効く! クイル胴毛ばり マホガニーブラウン #14 2色4本セット |
見えやすくて 誘引力も抜群! 白毛ばり2 #14 2色4本セット |
夏に良く釣れる色! 丈夫で扱いやすい ブラッディカラー#14 2種4本セット |
毛ばり一種類、ワンサイズだけで良いと言う考え方が多く、そういう楽しみ方もすばらしいと考え方です。 しかし、季節の移り変わりによって流れてくる餌は絶えず変化しますし、川は昔と違って釣り人であふれ、魚は極度にスレてもいます。 そのため、やはり状況に見極め、適切な毛ばりを素早く見つけることが大幅な釣果アップにつながります。 良く釣れる毛ばりを持っていない、あるいはそれに気づけないためにほとんど釣れずに帰るのは悔しいものです。 こだわってみる、だめなら別のものをためしてみる。そして使い分けてみる。 そんな風にして、自分なりに楽しむ方法を見つければ釣果は上がっていきます! |