釣りの後の延べ竿には水分がたまり、ほこりや小さな砂などが付着しています。 竿の接合部分を傷つけてしまったり、劣化の原因となりますので釣りの後には毎回きれいにしておくことが大切です。 1. 分解して水で竿の内側まできれいに洗う。 2. 水を拭き取る。 3. 陰干しをする。 テンカラ竿はきちんと手入れを行うことで長持ちし、良い釣果にもつながります。手入れは名人への第一歩ですので大切に扱いましょう。 竿の接合部分はきちんと手入れをしていないと、釣りの最中に延ばした状態で固まって収まらなくなってしまうことがあります。 これを防止するには日頃からフェルールワックスが非常に有効です。延ばすときにしっかりと固定でき、軽い力で簡単に収納できます。 何回かに一度、ワックスが落ちてきたころに塗布するだけで十分です。 乾いた布にワックスをとり、接合部に薄く塗り延ばします。内側部分には綿棒で塗っておくと万全です。 万が一、固着してどうしても収まらなくなった場合には、氷水で一旦竿の内外を冷やし、外側だけを温めて外す方法があります。冷やした部分が縮み、温めた部分が膨らむため固着した部分が緩むため外れやすくなります。 ただしどうやっても外れない場合もありますので、あらかじめきちんと手入れを行っておきましょう。 |