七面鳥のフェザーから切り出した、ドライフライなどのボディをリアルに再現する場合などに使われるマテリアルです。
これで巻くと昆虫の体節やテカリを美しく表現できて、マッチングザハッチ用のフライなどに特に適しています。テンカラ毛鉤にももちろん使用できます。
一枚が長いので大き目のフックにも使えて、柔らかくて巻きやすく、また水に濡れても色が変わらないというメリットがありますが、薄くてタイイング中に破れやすいので、ハックルプライヤーで掴み力をかけ過ぎないように丁寧に巻く必要があります。
一枚のクイルにはフリュー(毛羽立ち)の付いた側と、つるんとした側があり、どちらの方向で巻いてもリアルな虫っぽさを表現できます。魅力的なフライなのでフライボックスの中に並んでいると、ついついこれを選んでしまいます。
これで巻くとフライタイイングが楽しくなりますので、初心者の方にもぜひ積極的に挑戦していただきたいです。
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